IrodorI One-Poem World

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2006年5月14日

: 「ウェブ進化論」を読了

読み進めていた梅田望夫氏のウェブ進化論を読み終えた。 Web 2.0について、「あちら側」(ネットワークを介した先)と「こちら側」(ローカルのコンピュータ)と言う、印象的な言葉を使いながら、わかりやすく説明している。 多くの人に読まれているのもうなずける内容だった。 私も、最近のWebのトレンドについて全く知らなかったので、興味深く、半ば興奮しながら読むことが出来た。

「ウェブ進化論」では、GoogleやAmazonと言った「Web 2.0企業」だけではなく、「旧世代代表」のMicrosoftなどについて、企業の(創業者の)思想や、その時代背景などを解説している。 私はIT業界とはあまり縁のないところで働いているし、経営に携わっているわけもない平社員だが、こういう「どういう考え方で行動し、成功してきたか」と言うことは、非常に面白いと思っている。 その考え方をそのまま当てはめられる部分は少ないが、自分の人生戦略を考える参考にならないだろうか。

そう言えば、SNSに魅力を見つけられるかも、とも思って読んでいたのだが、SNSについては次のように触れられていた。 梅田氏は、SNSは人間がどのような関係で連鎖しているのか、の巨大地図を構築する過程、と述べている。 また、「人々をテーマごと、局面ごとに評価する」という「人間検索エンジン」とも言うべき仕組みへと発展する可能性を内在しているのである、とも述べている。

何となく、嫌悪感を覚えたのは、私が他人との関係にあまり積極的ではないからだろうか。 もっとはっきり言えば、人間関係がヘタ、と言うことなのだが、だからだろうか。 人間関係を把握すると言う仕組みが、やはり気持ち悪いし、そんな情報まで営利組織に提供してしまって良いものなのかと不安になってくる。 もともとの閉じたコミュニティと言うことや、コミュニケーションのシステム化への違和感もさることながら、気がつかなかった不安感も、感じるようになってしまった。 もちろん、先入観があって読んだから、と言うこともあるのだろうが、先入観を払拭することは出来なかった。

SNSへの不安はさておき、この「Web 2.0」による変化はどのように広がっていくのか、その次の大変化があるとすればどのように起こるのか、いろいろと興味は尽きない。 うまくまとまらないが、「ウェブ進化論」のおかげで知的好奇心がずいぶんと刺激された。 面白い本だったと思う。

写真: ぐんまフラワーパークを見てきた

ぐんまフラワーパーク大花壇と噴水

今日は赤城山中腹にあるぐんまフラワーパークへ行ってきた。 昨日は雨で寒かったが、今日は良く晴れたので、昨日の分も楽しむべく、フラワーパークへ行ったというわけである。 フラワーパークへは初めて行ったが、なかなかの広さで、結構楽しめた。 たくさん写真を撮ってきたので、一部をここにも掲載する。

ヒスイカズラ ミッキーマウスの木

熱帯の植物を集めた温室から、ヒスイカズラとミッキーマウスの木(正式名称は忘れた)。 ヒスイカズラは、翡翠色がとてもきれいだった。 花が咲く前のつぼみの頃から翡翠色をしている。 ミッキーマウスの木というのは、実の形がミッキーマウスに似ているからそう呼ばれているらしい。 確かに言われてみれば似ていなくもないが、この名前を使ってしまって、ディズニーから何か言われないのだろうか?

デルフィニウムなど 赤いデルフィニウムの花

デルフィニウムと言えば青が多いみたいだが、赤い花も植えられていた。 アップで撮影したら、意外に良い具合の光で撮れていたので、掲載しておく。

サボテンの子供? 黄色いサボテンの花 白とピンクのサボテンの花

お次はサボテン。 いろいろなサボテンが置いてあって、中にはとげのない葉を持つ種類もあって驚いた。 ちょうどいくつもサボテンの花が咲いていたが、どれもきれいだった。

吊られたベゴニアの鉢 ベゴニアの花壇

温室の中が続くが、ベゴニア。 いろいろな色のベゴニアがあって、彩りも鮮やかだ。

チューリップの花壇 ハンカチの木 オオデマリ

見返してみたら、屋外ではあまり写真を撮っていなかったようだ。 チューリップは、ほとんどの場所でもう終わっていて、花の部分もカットされてしまっていたが、写真を撮った場所ではまだ残っていた。 ハンカチの木はそのチューリップの近くに植わっていて、ちょうどハンカチが着いたように花が咲いていた。 中国では、これを白い鳩がとまっていると見るそうだ。 オオデマリは白く小さな花がたくさん集まり、正に手鞠のように丸くなっている。 そう言えば、鎌倉の長谷寺でも咲いていたのを思い出した。