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2006年6月 8日

旅行: アムステルダムの交通機関

アムステルダム市内の移動には、いくつかの交通機関が使える。 バス、トラム、タクシー、そしてボートである。 トラムは路面電車、ボートは運河を行く水上バスを想像すれば間違いないと思う。 他にはもちろん鉄道もあるし、中心街は地下鉄になっているメトロもある。 ここではすべてを網羅する気はなく、思いついたところだけ書き残しておこうと思う。

バスとトラムは共通の回数券(Strippen Kaart)で乗ることができるのだが、この回数券はかなり割安だ。 お店で買える回数券は、15枚と45枚があって、15枚が€ 6.70で、45枚が€ 19.20(ただし、15枚で€ 6.50と書いてあるガイドブックの記述なので、正確なところはわからない)となっている。 ところが、これを回数券を買わずに、車内で通常の切符を買うと、2枚相当で€ 1.60とられる。 この回数券はオランダ全国で使えるし、いちいち切符を購入する手間もない。 慣れない旅行者には、まさにもってこいの切符だと思われる。

実は「枚」というのはちょっと不正確で、実際には一枚の紙にマス目がその分書かれており、乗った距離に応じてスタンプが押されていく仕組みだ。 バスには運転手が、トラムには運転手か車掌が乗っているので、彼らに行き先を告げれば、その分のスタンプを押してくれる。 トラムには自分でスタンプを押す機械もあるので、いくつ分の距離かわかるのであれば、スタンプを押すところで切符を折って、機械に差し込めばよい。

タクシーは空港から出るときに使ったきりだが、一番先にきたタクシーに乗る必要はないと書かれている。 タクシーには大きさや会社がいくつかあり、それぞれ価格が違うわけだ。 大きなタクシーがすっと一番先に入ってくることもあるが、小さいタクシーで十分な荷物量なら、そっちに乗った方がお得になる。

ボートはいくつか種類があって、私がカナルクルーズで乗ったボートは、単純に運河を一周してくるものだが、いくつか停留所があるボートもある。 トラムに比べれば時間はかかるが、風情ある移動を楽しみたいのであれば、これ以上の交通手段はないだろう。

旅行: Binnenhofと青いターバンの少女

Den Haagにある、Binnenhofはオランダの政治の中心地区でもあるが、Mauritshuis美術館があることでも有名らしい。 オランダでもっとも美しい建物の一つとも言われているが、収蔵品でも有名と思われる。

レンブラントの作品もいくつかあるが、「テュルプ博士の解剖学講義」がもっとも有名とのことだ。 これは、死刑囚を使って解剖の講義を行っているところを描いた集団肖像画で、本来ならその死刑囚の右手は先が半分なかったらしいのだが、レンブラントが哀れに思って書き加えたそうだ。

一方フェルメールの作品も、珍しく風景画を描いている「デルフトの展望」と、あの「青いターバンの少女」が収録されている。 フェルメールの作品はどれも小さく、「台所女中」もかなり小さくて驚いたが、この「青いターバンの少女」もかなり小さい。 ただ、部屋に入った瞬間に存在がわかるほどの存在感を持っていた。 こう言っては怒る人もいるかもしれないが、流石は私が知っているくらいの名作だ。