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旅行: モスクワ空港事情&お土産について

事情と言うほどでもないが、モスクワで車を乗っていて感じたことのように、空港についても書いておこうと思う。 モスクワには空港が3ヶ所あるらしい。 そのうち一つが国際・国内兼用になっている。 私が使ったのはもちろん国際線のある空港で、シェレメチェヴォ空港の第2ターミナルが国際線用だ。

地球の歩き方にも「主要空港の中で最悪の部類」と書いてあるが、確かにそんな感じだ。 私はそれほどあちこち経験があるわけではないが、係員は無愛想で平気でロシア語を使ってくるし、パスポートチェックもひたすら待たされる。 税関申請の必要がなくてもX線の機械を通さなくてはならない。 また、帰りは空港に入るところでいきなり荷物検査でやはりX線チェック、さらに手荷物はもう一度ゲートのところでチェックである。 何を言われるわけでもないのだが、妙に監視されている感じで嫌な感じである。 そうそう、ゲートの手荷物チェックでは靴まで脱げと言われるのでやれやれである。 とにかく、ソ連時代を引き継いでいるのかどうか知らないが、職員が完全に役人体質と言うか、横暴な感じなのだ。

一方、中にあるDUTY FREEショップでのみやげ物は、以上に値段が高いので注意だ。 例えば私は雀が丘でマトリョーシカを購入したが値段はだいたい2倍だった。 どうも、タバコなどのみやげ物も大体そんな感じらしい。 とは言え、マトリョーシカ一つでは土産も足りない感じがして、ウォッカの小瓶と絵葉書を大量に仕入れておいた。 絵葉書は一枚€ 0.40で、オランダの美術館で買うより半額くらいで買える。 まあ、これも街中で買えばさらに半額なのかもしれないが。

絵葉書は半分自分の趣味だが、さらにウォッカグラスのような、焼き物も購入してしまった。 実はこう言うぐい飲みサイズのグラスを集めるのを秘かに楽しみにしていて、沖縄に行ったときには珊瑚焼きや琉球ガラスのグラスを買ったり、草津で湯の花入りのグラスを買ったりしたこともある。 デンマークではロイヤルコペンハーゲンの一番小さな器でも€ 30位したので、かなり悩んだ覚えがある。 で、このロシアでの焼き物も、一番安いいかにもぐい飲みサイズのものは€ 3.5だったのだが、あまりにデザインも陳腐と言うか、ロシアっぽいところが全くなかったので却下。 皇室の象徴「双頭の鷲」が彫られたガラス製のグラスは、値段はまあまあだったのだが、やはりただのガラス製ということであまりおもしろくなく、こちらも却下。 仕方がないので€ 26くらいのちょっとそれっぽい焼き物にした。 これには聖ワシリー聖堂のレリーフが付いており、記念には良いかなと思って購入した。

話がそれてしまったが、出発まで時間があったので、民芸品がおいてあるような土産物屋はほとんど全て回ってみた。 置いてあるものはほとんど同じだが、私が購入したグラスは一箇所にしか置いていなかった。 また、二回にはルーブル建てで値段が書いてある土産物屋があるが、ここはマトリョーシカが他より充実していたように思った。 ウォッカやワインなどは良く見なかったが、どの店も一番広く棚を作っていたように思う。 また、旧ソ連風のデザインのTシャツや帽子なども売っていた。 あと、イクラ(サーモンキャビアと書いてある。いわゆるキャビアは輸出禁止)の瓶詰めなども売っていたし、マトリョーシカ風のキャラクターのチェスセットなどもあり、眺めていても楽しかった。 ただ、客の数に対して店員の数が妙に多く、ぶらぶら見ていると、店員(というか警備員を兼ねている)からじろじろ見られるので、あまり落ち着けないのも実情だ。

交通事情もそうだが、結局何を書きたかったかと言うと、ロシアと言う国から受けたカルチャーショックの大きさを覚えているうちに書き留めておきたかったのである。 あの職員の態度が当たり前になってしまわないように気をつけたい・・・。

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