IrodorI One-Poem World

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2006年5月18日

Web: Tech-Onは個人情報を収集しすぎ

日経BPの運営している、Tech-Onと言うサイトがある。 技術系のニュースが多く、私も興味を引かれて見に行くことが多い。 だが、記事は初めのいくつかの段落を除いて、会員登録しないと見られない。 これは、日経BP全体の会員登録とは別の登録で、日経BPのパスポートサービスに登録していても、さらにもう一段階の登録作業が必要で、ただでさえ面倒である。

しかも、登録の際に入力する「必須情報」に、生年月日に会社名や連絡先が含まれている。 もちろん、会社に勤めていない人もいることを想定して「その他」という入力も出来るらしいから、あまり個人情報を広めたくない人はそうすればよいだろう。 連絡先は勤務先か自宅の住所・電話番号を入力することになっている。 結構細かく聞いてくるので嫌になる。

これはいつも不思議なのだが、住所はおそらくDMを送っていた時代の名残なのだろうが、そもそも日経BPパスポートサービスとは、メールマガジンを登録するためのサービスだ。 それなのにDM送付用の住所を聞いてくるのはナンセンスとしか言いようがない。 電話番号に至ってはまったく理解不能としか言いようが無く、本当にその電話番号に電話をかけるのだろうだろうか。 これだけ迷惑電話・迷惑DM・迷惑メールと騒がれ続けてきたのに、電話番号を入力させるのは無意味としか思えない。

その一方で、個人情報流出のニュースや、「自分だけは大丈夫」が危ない、などと言う記事を流しているのだから呆れる。 Tech-Onはいつまで余分な個人情報を集め続けるのだろうか。

ちなみに、私の環境では、意を決して個人情報を入力しても、サーバーが応答しなかった。 おそらく、Caminoと言うマイナーなブラウザを使っているためだろうが、Mac OS Xではそれなりに有名なブラウザだし、標準技術への対応は悪くないはずだ。 技術者を応援するなどと謳うなら、もう少し考えたサイト作りをしてもらいたいものだ。

コンピュータ: SONYのフラッシュメモリPC

PDAの世界では、フラッシュメモリにOSなどを組み込んだハードディスクの無い端末が一般的だが、Windows PCだったらどうだろうか? SONYが書き込み可能なBru-rayドライブを搭載したPCを発表したそうだが、同時に、超小型PCのtype Uも新製品が発表されている。 W-ZERO3と同様に、スライド式キーボードを搭載している。

興味深いのは、ハードディスクではなくフラッシュメモリを搭載したモデルが登場予定、と言うことだ。 16GBのフラッシュメモリを搭載すると言うから、Windows XPにいくらかアプリケーションを入れても、まだ余裕がある容量だ。 一体どれだけバッテリーが持続するのか、スペックを見てみたい。

Web: Opera for Wii

Opera,任天堂の次世代ゲーム機「Wii」向けにAjax対応ブラウザ提供へ」とのことだ。 Wiiは無線LANでネット接続可能なので、Ajaxのような技術も活用できると言うことだろう。 PC版に近いOperaが提供されることになりそうだ。 同じ記事にはNintendo DSにもOperaが提供される見込みとある。 私もW41CAのPCサイトビューアーという形でOperaにはお世話になっており、今後も頑張って欲しい。

Operaはある時期から広告掲載という収入手法をやめたが、多彩なハードウェアへの移植を始めたのはこのころではなかっただろうか。 組み込み用途で十分に稼げるから、広告掲載は不要、と言うことなのだろうか。

ゲーム: PS3は前途多難?Xbox 360はどうなる?

私はPS3の本体価格(6万円以上)は高すぎる、と思っていたが、実はそれだけではない。 「価格発表で拍手が消えたPS3」にも書かれているように、ゲームは本体だけでは遊べない。 ゲームソフトや、場合によっては対戦用のコントローラを買ってからでないと遊べない。 そうすると、8万円から9万円くらい投資しないと、PS3では遊べないのではないか、と言うのが記事の本旨だ。 私も全く同感だ。 だったらMac miniを買った方が、ゲームは出来なくても、よほど遊び倒せるというものだ。

実は今回のE3でもっとも順調だったのはXbox 360と言う見方もある。 クリスマス商戦には1000万台への到達も見込まれ、関係者は安心しているらしい。 一方のPS3やWiiは発売間もないわけだから、かなりのリードをしているわけだ。

ただ、これは北米市場だけの話で、日本ではやはり惨敗らしい。 結局、「凶」や「ペケ箱」などと言われてしまっていたほどの、先代で広がったマイナスイメージだけを引き継いでしまったためだろう。 挽回にはよほどのキラーソフトが登場しなければ厳しいと思うが、E3ではその気はまったくなかったらしい。 日本市場は見放されてしまうのだろうか・・・。

Web: 動画共有サービスのYouTube

動画共有サービスのYouTubeと言うものが流行っているらしい。 私の知り合いも面白いからよく見ていると言っていたが、サービス内容が単なる動画のアップロードサービスかと思っていたら、そうでもないらしい。 すなわち、最近流行のWeb 2.0式に、ファイルにタグ付けは出来るし、ユーザーからの感想などがコメントできるようになっている。 つまり、動画を介したコミュニティーサイトなのである。

確かにこういうアイデアは面白いし、動画に限らず写真でもやればよいと思うが(よく知らないのだが、Flickerとはそう言うサービスなのだろうか?)、問題はいつも出てくる著作権問題である。 Google Videoもそうらしいが、これらの共有サービスにアップロードされるファイルに、少なからず著作権違反の映像があるらしい。 例えば、NHKのピタゴラスイッチの画像が大人気、みたいなニュースが先日流れていたようにも思うし、日本のアニメも放映から数日で「英語字幕入り」で公開されているそうだ。 音楽では大問題となって、サービス提供企業が訴えられるまで行っていたが、この動画共有も、同じ問題ではないだろうか?