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Web: Google Earthとテロのリスク

Google Earthは世界中の衛星写真を容易に閲覧できる無料ソフトであるが、「Google Earthがテロのリスクの元になると言うのは戯言」という主張がITproの記事になっている。 この主張はGoogle Mapsでなくても現地に行けばいいし、地図でも買えば同じことで、むしろ問題は短距離ミサイルがブラックマーケットで購入可能なこと、と結論づけている。 もちろん、このミサイルが購入可能なことが最大の問題だと言うことに異論はない。

ただ、「セキュリティ専門家」が「Google Earthの精度が上昇したからテロのリスクも上昇した」ことが戯言、と言うことにはおおむね同意できるが、Google Earthに問題はない、と言い切っているのもどうか? 現地に行けばよい、あるいは地図でも買えば同じ、と言うのは、どちらにも同じだけの問題があると言うことではないのか? むしろ、簡便性・利便性が高いGoogle Earthの方がテロリストに利用されやすい、とも言えるのではないか?

もちろん、サッカー場にいる人を全てテロリストと疑うことは出来ないし、地図の販売禁止など社会を混乱させるだけだ。 Google Earthのサービス停止も、利便性とのトレードオフになるまでテロのリスクが高いとは思えない。 むしろ、我々が考えるべきことは色々なことにリスクが内在していることを認識し、それを低減するためにはどういうことをするべきか考えることなのではないか。 もちろんそれは「セキュリティ専門家」を自称するならば率先してやるべきことで、問題を指摘するだけでそれ以上の現実的な解決策を提案しないのでは、戯言と一刀両断されても文句は言えない。 そう言う意味で記事の主張が展開されているのなら、大いに同意する。