写真: Picasa 2を試用してみた
Googleからリリースされている、無償の写真整理ソフトウェアPicasa 2を試用してみた。 今はまだMac版は用意されていないから、Windows版での試用である。 使ってみた印象では、動作が非常に軽快で、使いやすい印象を受けた。
これまで、WindowsではViX、MacではiPhotoを使ってきたが、Picasaはこのどちらとも管理方法が異なる。 ViXはファイラーに近いところがあって、フォルダの木構造をそのまま使って画像を管理する。 対してiPhotoでは自分でアルバムを作って写真を登録する形になっていて、木構造と言うよりも、アルバムを並べて管理すると言ったところだ。 Picasaはこの中間を取ったような感じでフォルダごとに写真をまとめるのはViXと同じだが、木構造をとるのではなく、それをiPhotoのアルバムのようにして並べて管理する。 さらに秀逸なのは、各アルバムの垣根をなくし、前後にスクロールしていけば、いちいちアルバムを開かなくても画像を見渡せるようになっている。
しかも、動作もかなり高速である。 5000枚以上の画像のサムネイルをスクロールしたり、画像をまとめて回転させてみたりしたが、どちらも重く感じることは皆無だった。 マシンの性能の差もあるのだろうが、Mac mini上のiPhotoで5000枚以上の画像を管理していると、起動にも時間がかかるし、画像をスクロールするのもかなり重く感じる。 果たして、最新のCore Duoマシンを使えば、iPhotoでも動作は軽快なのか、あるいはPicasa 2のMacへの移植を楽しみにしたほうが良いのだろうか。
そういえばViXの開発が停止して久しいようだ。 何があって停止しているのか、理由は良くわからないが、ViXと言う特別なソフトを使って画像を管理するのではなく、Windows標準の機能で十分、という人が多いのかもしれない。 そういう私もその一人で、Picasaくらいに操作性が異なれば便利だと感じるが、ViXに関して言えば、残念ながらそこまでの魅力を感じない。 デュアルディスプレイならば、サムネイル部分と画像表示部分を分離できたViXは便利だが、現状ではデュアルディスプレイ環境がないのでどうしようもない。