本: ベルセルク 31巻
そういえば、オランダ出発前に購入して読んでいたので、ベルセルク31巻について感想を書いてみたい。 今手元にないし、読んだのも2週間くらい前なので、既に細かい部分は忘れてきてしまっているのだが。
前回ベルセルク30巻ではファルネーゼが再び合流し、港へと脱出をはじめたとたん、戦闘に巻き込まれるところで終わっていた。 31巻ではようやく岸壁まではたどり着いたものの、本当に船は破壊されていないのか不思議なほど巨大な敵と戦ったりしている。 強さのインフレーションが始まっている印象で、ちょっと心配である。
一方、物語内の陣営「鷹」「大帝」「烙印の者」だが、なにやらまだまだ流動的な感じだ。 戦力上、圧倒的に不利な「烙印の者」が今後どのように振舞っていくのか。 「鷹」と「大帝」の双方が町から手を引かなければ、物語が膠着して前に進まない状況だが、それも理由がない状況だ。 残される物語進行の手段は、キャスカを理由として戦乱を避けると言うことくらいしか思いつかないが、果たしてそのとおりになるかどうか? 予告シーンではなにやら思わせぶりな台詞もあり、ベルセルク32巻の発売が楽しみである。 半年くらい後になりそうだが、じっくりと待ちたい。