コンピュータ: CPUとGPUの設計思想の違い
毎度のことながら後藤弘茂氏のコラムは技術的に詳しくて面白いが、「CPUとGPUの大きな違い」と題された記事も面白かった。 というのも、最近のGPUの処理能力の大幅な向上を見ていると、CPUの能力を超えてしまわないのだろうか?などと変な疑問を持ってしまったからだ。 CPUとGPUの構造が違うのだろうとは思っていたが、まさにその疑問にぴたりと答えてくれた記事だった。
記事によれば、CPUとGPUでは設計思想が異なっていて、CPUは複雑な命令を高速に実行することを目指している(目指さなければならない?)のに対し、GPUは複雑な命令は非効率でも良く、簡単な命令をより高速に実行することを目指しているようだ。 ただ、これはNVIDIAから出てきたコメントで、ATIと統合したAMDはまた別の、つまりCPUとGPUを統合させる道を目指しているようだ。 今後どうなっていくのか、興味深いところである。