Web: SkypeOutの新料金体系が発表された
定額制の導入を中心とするSkypeOutの新料金体系が発表された。 この定額制はSkypeProと言う名称で、国内への通話に関しては、これまでの分単位の通話料は不要になる。 ただし、この定額制の導入に先立ち、4.9円程度の接続手数料が必要となった。 4.9円というと、Skypeグローバルレートで固定電話にかけた場合に2分相当、日本国内で固定電話にかければ1分半くらいの通話が出来る料金である。 定額制を導入したとしても一回当たりこれ以上かけないと、接続手数料導入前に比べて割高になってしまう。
これで、定額制を導入した方が得なのかどうかの選択をしなければならなくなったわけだ。 「Skype同士は無料、外にかける場合も分単位の課金のみ」と言うシンプルさもSkypeの魅力だったと思うので、今回の新料金体系は残念だ。 私はSkypeOutをそれほど使わないので、維持費になってしまうような定額制への以降は躊躇してしまう。 また、国内通話であればSkypeを持っている相手も多いので、定額制のメリットも少ない。 そうすると今回の新料金体系は、接続手数料分単なる値上げに過ぎないわけだ。 導入の背景には北米や英国でおこなわれた定額制プランが背景にあるようだが、こちらは接続手数料が無料なので、国内に関しては完全に定額になる。 これでは単純に比較は出来ないだろう。
必ず一定の電話をするようなヘビーなSkypeOutユーザーには、今回の新料金体系は朗報だし、企業としてお得意様に還元していく姿勢は評価できる。 ただ私のようなライトユーザーには今回の料金改定は合わないだろうというのが感想である。