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2010年1月 4日

買い物: 乙嫁語り (1) 森薫 BEAM COMICS

発売からしばらく経つが、乙嫁語りの第1巻を購入し、その面白さに驚いた。 作者の森薫氏の前作「エマ」は読んだことが無かったが、Amazon.co.jpの「おすすめ商品」にあったので試しに買ってみたところ、正解だったと言う訳だ。

舞台は19世紀の中央アジア カスピ海周辺地方都市とされていて、思っていたよりも比較的近い時代がベースになっている。 別の部族からヒロインが8歳年上として嫁入りするところに始まり、中央アジアの遊牧民族や定住化した民族の暮らしが生き生きと描かれている。 ヒロイン・アミルがしっかりしつつも可愛らしいところもある魅力的な女性として描かれており、このキャラクターが作者に愛されていることが感じられた。

この作品の魅力は上記の通り、19世紀の中央アジアと言う「新しい」時代背景・設定と、アミルを中心としたキャラクターだと思う。 特に中央アジアについては、私がこれまであまり知らなかった地域と言うことあり、好奇心を刺激させられた。 第二話に取り上げられていた彫刻がいい例だが、文化や風俗を一つずつ紹介することにより、この時代・地域が自分の頭の中で少しずつはっきりと組み立てられて行く、そんな感じである。 こうした背景については、欧米出身の民族学者(?)のスミスが狂言回しとして活躍するのかと思ったが、今のところはそうでもないようだ。

早速第2巻が楽しみだが、連載されているFellows!は隔月刊なので、次まではもう少し待つことになりそうだ。