2006年11月12日
旅行: Kew Gardenに行ってきた!
群馬でもフラワーパークなどに行ったことがあるが、世界で最も有名と思われる植物園である、キューガーデンへ行ってきた。 もちろんもう冬に差し掛かっているから、花はあまりないことはわかっていたが、せっかくなので行ってみることにした。 入場料金はいつからいつまでなのかちょっとわからないが、冬の間は£ 9.5になっている。 確かに広くて素晴らしいのだが、料金から言うとちょっと高いと思う。
写真も撮りまくり、200枚以上撮影してしまった。 ただ残念なことに天気が曇りがちで、私の使ったコンパクトデジカメ(DiMAGE X50)には光の量が不足気味で、ぼけてしまった画像が多くなってしまった。 また、曇っているためもあるのだろうが、紅葉の写真があまり綺麗に撮れていなかった。 以下、いくつか写真を紹介したいと思う。
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Richmond駅から歩いて15分ほどにある、裏口(?)のライオンゲート。 ひっそりとしていてなんとも言えない趣がある。 隣にはラグビー場があって、少年ラグビーをやっていたようだ。
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1762年に完成したと言う中国風の塔であるパゴダ。 メインゲートから入ると一番奥のほうにあるのだが、ライオンゲートからはすぐのところにある。 夏の間は上に登ることが出来るらしい。 「夏」というのは夏時間の間のことのようで、10月の終わりの方までやっていたらしい。 ちょっと残念だ。
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ちょっと違うような気もするが、日本庭園もある。 日本企業がいくつかスポンサーになっていた。 写真中央付近にある門は「勅使門」と言って、西本願寺唐門の縮小複製だそうだ。 元々1910年の日英博覧会用に作られたものらしい。
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今年のイギリスはだいぶ暖かい(オランダでも同様らしい)そうで、紅葉や落葉も遅れているらしい。 そのおかげで、ちょうど紅葉の見ごろのタイミングでキューガーデンにやってくることができた。 モスクワでも紅葉は進んでいたが、ほとんど黄色に色づくばかりであまり面白みがなかった。 ここキューガーデンは流石に色々な植物を採集しているだけはあり、黄色だけではなく赤にも色づいていて綺麗だった。 写真ではうまく伝えられないのが残念だ。
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なんと1869年に建造されたと言う大温室。 白を基調とした清潔な感じの温室で、Palm Houseと言う、より熱帯の気候に合わせた温室もある。 温室の加熱は通路の地下に温熱管を埋めてやっていた。 背の高い樹も多くあるので、10メートルくらいの高さに廊下が取り付けてあり、上部から植物を観察できるようになっていた。
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温室内では小さい花もいくつか咲いていた。 その中でなんとかピントが合っていたものを掲載しておく。 一つ目はPolyxena ensifoliaと言う学名。 二つ目は学名部分を撮影していないのでなんであるのかさっぱりわからない(苦笑)。
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Palm Houseの入り口前にある「Lion of England」。 どうやら国の象徴の獅子らしい。
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大きな温室はもう一つ「Princess of Wales Conservatory」がある。 これらの温室なら、冬の間でも植物を楽しめるようになっているようだ。 亡くなったダイアナ妃の称号を冠しているこの温室では、水生植物やサボテン・食虫植物など、変わったものが多く楽しめた。 正面入り口付近ではクランベリー展をやっていた。 クランベリーは畑でも湿地でも作ることが出来るそうで、なんともイギリスにぴったりの作物である。
旅行: イギリスの物価は高い
今回訪れたロンドン付近では、各駅のあちこちにパッケージされたサンドイッチを売っている店があり、簡単な食事を取るには全く困らない。 日本のコンビニやキオスクに近い感じの店が多く、説明も書いてあるし買い物しやすい。 列車の中で食事をするのもマナー違反と言うわけではないので(流石に地下鉄で食べている人はいない)、移動時間を有効に使える。
と言う事で、食事を安く上げようとサンドイッチを買っているが(味も悪くない)、£ 1がだいたい€ 1.5相当なので、ユーロや円の感覚で見ていると危ない。 単純に£ 1=€ 1=100円などとつい考えてしまうが、€ 1も150円相当なので、相当危ないのである。 例えば、£ 3くらいでサンドイッチが売っていて、日本でも300円くらいの品物だからまあこんなものかと思ってしまうのだ。 日本円に直せば600円以上なのに、恐ろしい。
どうも、イギリスが好景気のため、ポンド高になっているらしい。 だからおそらく、イギリスのサンドイッチが特別高級なのではなくて、ものの価値は同じなのに通貨の強弱でこれほどの差がついてしまっているのだと思う。 もちろん、日本がデフレで安くなっていると言うのも理由の一つだとは思うけれど。 後、ロンドンの物価が特別高いというのもあるらしい。