2007年2月 8日
日常: オランダでも深刻な温暖化による海面上昇
IPCCによる報告書を受けて、オランダでの温暖化の影響が記事になっていた。
「世界は神が創ったが、オランダはオランダ人が作った。(God created the world, but the Dutch created the Netherlands.
)」とか「海から勝ち取った土地(A land won from the sea
)」などと言われるように、国土のほとんどが海面よりも低地のオランダでは温暖化による海面上昇は深刻だ。
明るいニュースとしては、海面の上昇予測幅が28~48cmと、前回2001年の報告書の9~88cmより改善された点
(2100年までの上昇幅と思われる)などと書かれているあたり、余計に悲壮感がある。
楽観的な予測では8cmの上昇だったのが、最低でも28cmの上昇となったのだから、最大値が下がったとしても事態は深刻化したと感じる。
まあ、同時に100年間に1m以下の海面上昇なら堤防や水路の技術でなんとか沈まないでいられる
とも書かれているから、技術的に余裕ができたのが明るい、と言うことなのかもしれない。