IrodorI One-Poem World

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2006年5月12日

コンピュータ: Windows Vistaに足りないもの

ITproの記事に「現時点で判明した『Windows Vistaの欠点』を暴く」と言う記事が掲載されている。 やや古いビルドのWindows Vistaに基づいて書かれた記事であり、最新のビルドでは若干改善されているようだが、当初Microsoftが謳っていたVista(当時はLonghornと呼ばれていたのだろうが)の機能が、いろいろと削除されてしまったことを指摘している。 また、Vistaになって使いにくくなった部分なども書かれているが、使いやすさには個人差があり、また慣れによって改善される部分もあると思う。

記事に「Mac OS XのSpotlightを真似たことが明白なインデックス・ベースの検索エンジン」と書かれているが、私が使ったことのあるWindows 2000のころから、インデックス・サービスという機能は付いていて、それに基づいて検索することは可能だった。 このVistaに搭載されるという検索エンジンは、それとは異なるものなのだろうか?

OSの技術を革新することは、旧バージョンのOSと互換性が無くなると言うことだ。 前にもWindowsの互換性は非常に細かく設定されていると言う記事が掲載されたことがあるが、互換性維持のため、あまりに旧バージョンと異なる機能は実現できないことも多いのかもしれない。 Mac OS Xはそれまでのバージョンに比べて、全く異なった革新的なOSだが、旧バージョンのソフトウェアはエミュレーションという形でしか実行できない。 また、Intel Macへの移行も革新的だが、やはりソフトウェアの互換性はない。

Windowsの新バージョンには革新的な機能はあまり搭載されなかったが、Mac OSには革新的な機能がたびたび搭載されている。 Windowsならば昔のソフトウェア資産を利用できるが、Mac OSでは利用できないことがたびたび起きている。 さて、ユーザーとしてはどちらがよいのだろうか?

コンピュータ: Dellのプロジェクター新製品

デジタルARENAにデル、Brilliant Color対応のお手ごろDLPプロジェクターと言う新製品紹介記事が出ている。 2400MPがBrilliant Colorと言う新しい技術に対応しているそうだ。 このBrilliant Colorとは、3原色に加えてそれぞれ中間の3色の、計6色で画面を作る規格のようだ。 記事に寄れば、中間色の表現が向上しているとのこと。

それに加えて、UXGA出力が可能で14万円強というので、非常に気になり、むしろ、液晶ディスプレイ代わりに購入しそうな勢いだったが、Dellのサイトを見てがっかりした。 と言うのは、UXGA出力は画面を圧縮した場合の話で、実際はXGAの解像度しかないらしい。 それでは、映像を見る場合にはまだいいかもしれないが、細かい文字を読むようなディスプレイの代替にはならない。 しかも、デジタル系の入力インターフェースが無く、せめてDVI、出来ればHDMIくらい欲しかったが、そのどちらも付いていない。

画素数がSXGA+で、HDMI端子まで備える高級機は2倍の価格のようで、私にはとても手が出ない。 UXGAの画素数で、HDMI端子を持っているディスプレイが欲しいのだが、安くて良い商品はないものだろうか。