2006年10月13日
本: ベルセルク 31巻
そういえば、オランダ出発前に購入して読んでいたので、ベルセルク31巻について感想を書いてみたい。 今手元にないし、読んだのも2週間くらい前なので、既に細かい部分は忘れてきてしまっているのだが。
前回ベルセルク30巻ではファルネーゼが再び合流し、港へと脱出をはじめたとたん、戦闘に巻き込まれるところで終わっていた。 31巻ではようやく岸壁まではたどり着いたものの、本当に船は破壊されていないのか不思議なほど巨大な敵と戦ったりしている。 強さのインフレーションが始まっている印象で、ちょっと心配である。
一方、物語内の陣営「鷹」「大帝」「烙印の者」だが、なにやらまだまだ流動的な感じだ。 戦力上、圧倒的に不利な「烙印の者」が今後どのように振舞っていくのか。 「鷹」と「大帝」の双方が町から手を引かなければ、物語が膠着して前に進まない状況だが、それも理由がない状況だ。 残される物語進行の手段は、キャスカを理由として戦乱を避けると言うことくらいしか思いつかないが、果たしてそのとおりになるかどうか? 予告シーンではなにやら思わせぶりな台詞もあり、ベルセルク32巻の発売が楽しみである。 半年くらい後になりそうだが、じっくりと待ちたい。
モバイル: Google Newsが日本語携帯電話版サイトを開設
YouTubeを買収したり、Docs & Spreadsheetsを発表したりと、相変わらずホットな話題が多いGoogleだが、今度はGoogle Newsの日本語版サイトを新たに携帯電話向けにも提供するそうである。 これまでも各ケータイ向けポータルが提供してきたニュースはあったが、私が出張中などに見ていたauのトップページのニュースは記事が短く、詳しいところまではよくわからなかったのが不満だった。 Google Newsはもともと記事の先頭部分しか表示しておらず、本文全体を読むには各新聞社などのサイトに行って読む必要があった。 もしこの携帯電話版のGoogle Newsでも同じ仕組みなら、あまり期待は出来ないが、PC向けの記事をケータイ向けに変換してくれると言うのなら、記事を最後まで読めるので利用してみたい。
モバイル: NTT DoCoMoから新機種が一挙14機種発表
先日の13機種54種類と言うソフトバンクモバイルの発表を超える、14機種の新機種の発表をNTT DoCoMoが行った。 発表は主に903iシリーズで、一部SIMPUREと902iも発表されている。 さらに、703iシリーズの発表も控えていると言われていて、年内の新製品は20機種以上になるそうである。 私自身は特に魅力を感じる新機能などはないのだが、これだけの発表を見るとやはりDoCoMoは王者なのかと感じてしまうほどの強力な布陣だ。
ASCII24の記事でも最後に指摘しているが、本当にMNPでauにユーザーは流れるのだろうか。 前評判ではauに相当数のユーザーが流れると言われていたが、端末の充実具合から見たら、DoCoMoから離れる理由はあまりないのではないか。 逆に見ればDoCoMoはMNPに相当な危機感を持ってしっかりと対応策を考えてきたと言うことだが、auにはその分の慢心のようなものがあったのではないかと心配してしまう。 今期の新製品発表はいつもと異なりDoCoMoが最後となったようだが、これだけの自信があればこの方がユーザーに効果的にアピールできるだろう。
私がDoCoMoのポリシーで良いなと思っているのは、番号シリーズで統一した新機能があることだ。 例えば今回の発表では、メガiアプリやFelicaのバージョンアップなどが903iシリーズ共通の新機能になっている。 このように広い範囲の機種で新機能を持たせることで、それを生かしたサービスを広めやすいという利点があるし、ユーザーとしてもわかりやすい。 端末メーカーとしては大変かもしれないが、それ以外の部分での特徴づけを行うことになり、ユーザーとしてはより充実した端末を得やすいと思う。 これに対してauだが、少なくとも以前は新機種の発表もバラバラで、シリーズ番号も単に発売時期というだけで変えており、例え数字部分が同じでもメーカーが違えば機能は全く違うということも往々にしてあった。 現在のauにこう言う方針があるのかどうかよくわからないが、DoCoMo程の統一は取っていないのは確かだ。
また、DoCoMoには以前の5シリーズと2シリーズのように、機能グレード別に9シリーズ、7シリーズ、SIMPUREと揃っている。 以前auも行っていた5000番台、3000番台、1000番台と分けていたのだが、まず3000番台がなくなり、次いで1000番台もほとんど発売されなくなり、WINに移行して区別は全くなくなった。 グレード分けはユーザーへの機能が異なることのアピールには有効だと思うし、やはりauにはわかりやすさが足りないのではないかと思ってしまう。
いよいよ10月24日が近づいているMNPの開始だが、今回の新機種発表でどうなるのか、ますますわからなくなってきた。
コンピュータ: 52万円超の輪島塗キーボードが発表・受注開始
いったい誰が買うのか顔を見てみたいが、525,000円の輪島塗キートップ採用のHHKが発表され、即日受注開始したそうだ。 HHKとはPFUが発売しているキーボードで、如何に少ないキー数ですばやくタイプするかを目指したキーボードだと私は理解している。 大学生のときに触ったことがあるが、あまりタイプスピードは向上しなかった覚えがある。 ただ、小さすぎて逆にタイプしにくいキーボードよりは、そこそこの携帯性と機能性を併せ持ったキーボードであると今更ながら思いついた次第だ。 とはいえ、この商品は携帯して傷つけるなど持っての他と言った感じの超高級キーボードである。
いくつかある特殊なエルゴノミクスキーボードだってここまでの値段は要求しないだろう。 私は初め輪島塗が高いのかと思っていたが、いや、確かに輪島塗だけで値段が倍増しているから高いのは確かなのだが、標準グレード(?)とも思われる製品でもちょうど半額の262,500円なのである。 これはもう、驚きを通り越してあきれるしかない。 何を隠そう、標準グレードでも私の給料より高いし、輪島塗にいたっては比較するのも悲しいだけだ。 というか、私がこのキーボードを買うくらいならMacBook Proを即購入するが、やはりHHKには熱心なファンがいて、そういう人たちがこのキーボードを買うのだろう。 もし購入したとしても、逆に勿体無くて私には飾るくらいしか出来ないのだが、そのあたりが貧乏人の悲しいところだ。 いずれにしても日本の景気は回復しつつあるのだなあと痛感する商品である。
Web: Skypeからは日本のフリーダイヤルへ通話不可能?
ある用事でアメリカンエキスプレスに問い合わせようと思ったのだが、日本の問い合わせ先にフリーダイヤルしかなかった。 日本語で電話できて、しかもただなら言う事なしと思い、SkypeOutから電話してみたら、業務時間内にもかかわらずつながらない。 フリーダイヤルを提供しているNTT CommunicationsのQ&Aサイトによれば、050番号のIP電話からは通話できないそうである。 すぐ続いて海外からも通話できないとの情報が載っている。 海外のところに国際フリーダイヤルを使ってくださいとあるのだが、これは電話回線を用意する側、つまりこの場合はアメリカンエキスプレス側が使うサービスで、海外にいる人が0120のフリーダイヤルに通話できるものではないようだ。 Skypeは緊急通話には使えない、と書いてあるが、フリーダイヤルも使えないのは盲点だった。
Apple: Firefoxの拡張機能「Mouse Gestures」はMacをサポートしない
FirefoxやThunderbirdなどで利用可能な拡張機能の一つに、「Mouse Gestures」がある。 私はFirefoxが生まれる前のWWWスイートであるMozillaを使っていたころからMouse Gesturesを使っていた。 上記のリンク先エントリーにも書いてあるが、現在定番とされる「All in One Gesture」は、(今は知らないが)使えるジェスチャーが上下左右のみで斜めは使えないと言うのが機能不足で、また、All in One GestureとMouse Gesturesのジェスチャーが違うので、もう乗り換えられないのが現状だ。
今日たまたまMouse Gesturesがバージョンアップしていたので、なんとなくどう変わったのかサイトを確認しに行った。 そうしたら、Macはもうサポートしないと書かれている。 詳しいことはBugzillaの方に書かれているのだが、理由としては、Mac関連のバグが3分の1を占めているのに、2人しかいない開発者のいずれもMacユーザーでないので対応が追いつかないと言うことらしい。 昔からmozdev(Mozilla関連の開発プロジェクトのサイト(で良いのかな?))にあったので、まさか2人で開発しているとは思わなかった。
私はプログラミング能力のない一ユーザーであり、残念ながら彼らに協力することは出来ない。 だから、彼らがMacのサポートをやめてしまうのは残念だけれども、彼らの判断を支持したいと思っている。